答えが出せない、安楽死

スポンサーリンク

我が家には17歳のおじいちゃん犬がいます。

 

愛しの老犬

 

数日前に「お迎えがきてます」と医者に言われて。
それでも頑張ってくれてました。

 

それが昨日から水も飲めない、何にも食べられない。オシッコも出なくなってしまって。

今まではお腹を押さえてあげると出てたんだけど、それすら出来なくなって。何も食べてないから胃液を吐いたり•••

 

ホントに辛そう。病院連れて行って色々検査して。

 

「もぅ手の施しようがないけど、入院させたら、管を使ってオシッコ出して、点滴で栄養を与えることができる。」

 

って言われたらしい。それって完全な延命治療。

スポンサーリンク

 治療で延命するか、それとも自然に・・・

「でも、この子は家にいる方がいいんじゃないかなぁ」って。

 

ほんと昔っから病院行ったらずっと帰りたそうに入り口の自動ドアの所から動かず、ちょっとでも家族の顔が見えなくなったら狂ったように泣き出しちゃって。

 

そんなんだから、母も「そーですね。この子は入院はさせられません」って言って連れて帰ってきた。そして点滴は家ですることに。

 

当然長生きして欲しいけど、延命治療しても良くなることはない。耳も聞こえないし、目も見えにくくなってる。何も食べることもできないし、動くことすらできない。そんなんで延命なんてするほうが可哀想なんじゃないかなって。

 

家でできる点滴はするけど、このままオシッコが出なければ、毒素とかがまわって苦しみながら亡くなることになる。って先生に言われたみたい。

 

「その時は安楽死させてもらえるんですか?苦しい思いはさせたくないんです」って母が聞いたら

 

「今は何とも言えません。その時考えましょう」って。

 

「側についててさすってやることしかできないけど家で看取るわ」って母はいってたんだけど•••

 

 

今日もやっぱりオシッコ出せずに辛そうになく愛犬。見てられなくて病院へ連れて行ってオシッコ出してもらって薬とか栄養とかを点滴してもらってきた母。

 

延命しない。って決めたのに、辛そうにしてたらいてもたってもいられないって。

 

じつは、最近調子が悪くて病院へ連れて行きたかったんだけど、いつもの病院が休みだったから違う病院へ連れて行ったことがあった。

 

その時、「もぅお迎えがきてます。あとは奥さん次第です。どーします?」って言われた母。

 

その時はとりあえず薬をもらって帰ってきてたんだけど、母曰く、安楽死させるか聞かれてる感じだった。っていってた。

 

それで今回、母は私に

「やっぱり治らないのに辛い思いさせたくない。この前行った病院に安楽死出来るか聞いてみようかな」って相談してきた。

 

相談も何も、前に行った時は奥さん次第。って言われてるんだから安楽死させるに決まってる。

 

 

母の言い方はハッキリとは言わなかったけど、母自身、安楽死させたがってるように聞こえた。

 

私はその辛がってる愛犬をまだ見てないから、安楽死なんて!って思うけど、一日中つきっきりで見てる母が言うんだから、相当辛そうなんだろう。

母も疲れ切ってるんだと思う。

 

いつも、母の意見を尊重してきた。愛犬の事ともなると、面倒見てるのは母なんだから。

愛犬が年取ってきてからは、愛犬が心配で旅行にもいかず、誘いも断ってばかりだった。それだけ愛犬の事を考えて、自分よりも愛犬第一優先で生活してきてた。

 

そんな母が安楽死の話をしてきた。母も背中を押して欲しかったんだと思う。

 

でも私はそこで同調出来なかった。

私なんて、可愛い時だけしか見てない。散歩も気が向いた時しかしてないし。

 

それなのに「安楽死させたがってるやん、お母さん。」って言ってしまった。

私も動揺してしまってた。一番キツいのは母なのに。

「とりあえず明日家に帰るから、それから考えよう。大変やけど、あと1日様子みて」

 

って事で電話は切った。

 

いくら考えても答えが出ない。

私たち人間が愛犬を失いたくないからってだけで愛犬にはシンドイ思いをさせ続けるのか。それを考えると安楽死を選択した方がいいんだろう。

でも、安楽死を選択したら、後々後悔しないのだろうか?今までいろんな事を我慢して一緒に暮らしてきて、最期は私たち自身が命を奪うって•••

家族なのに。

 

私が安楽死させたくないのって、自分の事しか考えてないんだ。後々自分が後悔したくないから。

愛犬の事なんて考えられてない。母はちゃんと愛犬の事を考えてるのに•••

 

明日、家に帰って母の意見に賛同しよう。

できるかな•••

 

愛しの老犬
スポンサーリンク
bonをフォローする
まだまだ40代(後半)ですし・・・

コメント